Player of the yearとAll-Star発表

理紗
理紗

今日未明にPlayer of the yearとAll-Starが発表されて表彰式が行われたわね。

寧々
寧々

おー。こないだノミネートが発表されてたやつね。

理紗
理紗

そうね。Player of the yearはDublinのゴールキーパーStephen Cluxton、Young Player of the yearはKerryのフォワードSeán O’Sheaが選ばれたわ。

寧々
寧々

まず妥当な結果かな。理紗の予想は少し違ったよね?

理紗
理紗

Player of the yearにJack McCaffreyを予想していたんだけど、Cluxtonでも妥当な結果だと私も思うわ。また細かい感想は後のAll-Star紹介の時にするつもりだけど。

寧々
寧々

ではそのAll-Starの結果は?

理紗
理紗

そうね。じゃあAll-Starの方もいきましょうか。まず一覧をこの画像で紹介するわ。

理紗
理紗

じゃあ順番に紹介するわ。まずはGKのStephen Cluxton。

寧々
寧々

Player of the yearも取ったし当然の結果ね。

理紗
理紗

長年Dublinのゴールを守ってきた大ベテランで毎年候補には挙がるけど受賞は実は5年ぶり。今回の受賞者では最多の6度目の受賞となったんだけど、最初に取ったのがなんと2002年。

寧々
寧々

17年前からずっとトップクラスを維持してきたってことか。

理紗
理紗

今年はAll Irelandの決勝でのPKストップを含む決定的な場面でのファインセーブを連発、キックアウトでも正確なキックを見せてDublinの5連覇に大きく貢献。アイルランド最高のGKといえばパット・ボナーでもなくシェイ・ギブンでもなく彼の名を挙げる人は結構いるんじゃないかしら。

寧々
寧々

あれだ、チェコ最高のGKっていえばペトル・チェフじゃなくてドミニク・ハシェックって言うようなもんね。

理紗
理紗

その例えどれくらいの人に通じるのよ…。

寧々
寧々

いやいやあんたのも通じる人殆どいないってば!

理紗
理紗

うん…知ってたけどつい、ね。続いてフルバックラインね。右はDublinの Michael Fitzsimons。非常に堅実なコーナーバックで、特にAll Ireland決勝でフルバックのCooperが退場した後KerryのCliffordを封じ込めたディフェンスが評価されるわ。

寧々
寧々

あそこでFitzsimonsが頑張らなかったらKerryが逆転してた可能性は高かったもんねー。

理紗
理紗

続いてフルバックのRonan McNamee。ベスト4だったTyroneの最後の砦。Tyroneといえば堅い守備からのロングボールが主体の戦術だったんだけど、その守備の中心となったのが彼ね。左のTom O’Sullivanは各チームの攻撃の中心となる選手とのマッチアップが多かったけど、その役割をきっちり果たしてKerryの準優勝に貢献したわ。ここぞという時に見せる攻撃参加も魅力ね。

寧々
寧々

次はハーフバック陣ね?

理紗
理紗

ええ。右はMayoのPatrick Durcan。ベスト4のMayoからは彼だけが選ばれたわ。攻撃的なハーフバックで前線への基点となるキックパスや上がって得点を取りに行くプレーが持ち味ね。勿論守備も一級品よ。あとの2人はDublinから。センターはBrian Howard。空中戦、特にキックアウトからのボールの競り合いに強くて、All Ireland決勝のMcCaffreyのゴールは彼がキックアウトの競り合いに勝ったところから生まれたのが印象的なシーンかしら。左はそのゴールを挙げたMcCaffreyね。豊富な運動量と巧みなスキル、落ち着いた守備とどれを取ってもトップクラス、現在最高のハーフバックと言っても過言ではないわ。

寧々
寧々

なるほどー。あれ?でもHowardってハーフバックのイメージなくない?

理紗
理紗

去年はMFでの受賞だったし、今年は主にハーフフォワードでの登録が多かったわ。その点を指摘するツイートなんかも見かけたわね。実際ハーフバックについては各メディアでもDurcanとMcCaffreyは確実視していて、3人目については評価が割れていたからこういう選出もあり得たって事かしら。

寧々
寧々

それだけ今年はハーフバックに目立った選手がいなかったってことなのかもね。

理紗
理紗

MFの2人はその点、DublinのBrian FentonとKerryのDavid Moranで何処のメディアも予想は揃ってたんだけど、その予想通りになったわ。FentonはDublinの攻守の要ね。特に強靱な体躯を生かした競り合いの強さと的確なハンドパスでMFとはかくあるべきというプレーを見せてくれるわ。Moranは身長の高さを生かしたハイボール処理とキックパスの上手さが抜群ね。All Ireland準決勝で見せたキックアウト処理は非常に印象深かったわ。

寧々
寧々

異論を挟む余地もないってのはこの事だね。

理紗
理紗

やっと半分折り返してハーフフォワードか。右はDublinのPaul Mannion。今シーズンはゴールこそ無かったものの常に相手の脅威となるプレーを見せて、各試合で安定してポイントあげて納得の選出ね。センターはKerryのSeán O’Sheaね。Young Player of the yearにも選ばれた彼の特徴は何と言ってもフリーキック。特に長距離のフリーキックの正確さは特筆もの。今年は通っているUCCで大学タイトルも取ったし充実の1年だったんじゃないかしら。最後に左は…

寧々
寧々

Michael Murphy!

理紗
理紗

Donegalの大黒柱、組み立てからゴールを奪うプレー、そしてフリーキックまで。Donegalの攻撃は彼無くしては語れない。本当に凄い選手だと思うわ。

寧々
寧々

ベスト4以外のCountyから選ばれたのがMurphyだけってのもポイント高いよね。

理紗
理紗

それだけ評価されて然るべき選手よ。さあラストスパート、フルフォワード陣ね。右はKerryのDavid Clifford。まだシニア2年目の20歳ながらトップクラスのフォワードとしての評価を不動にしたシーズンになったわ。All Ireland準決勝、決勝と立て続けに相手マーカーに全く仕事をさせなかったプレーぶりは相手にとって恐怖そのものだったんじゃないかしら。次にフルフォワードはTyroneのCathal McShane。さっきTyroneの戦術はロングボールって言ったけど、その受け手と最後に決める役割を一手に担ったのが彼。今年のAll Irelandシーズンにおけるトップスコアラーも獲得し、点取り屋として完璧に役割を果たしたわ。

寧々
寧々

いよいよ最後は左のコーナーフォワードか。

理紗
理紗

その左コーナーフォワードはDublinのCon O’Callaghan。縦の突破力が魅力のフォワードで、特にその能力を遺憾なく発揮したのはAll Ireland準決勝。Mayoを完全に粉砕した2ゴールは今年の彼のハイライトシーンね。ノミネートされていたPlayer of the yearこそ逃したもののAll-Starには勿論選ばれたわ。

寧々
寧々

長かったねー。

理紗
理紗

これだけ話すのも普通に大変なのよ…。

寧々
寧々

ちなみにCounty別の人数はDublin7、Kerry4、Tyrone2、MayoとDonegalが1か。それは納得の結果かな。じゃあ最後に理紗の予想と比較してみましょうか。

寧々
寧々

14/15じゃん!すご!

理紗
理紗

正直今年のAll-Starは予想しやすかったわ。さっき話したセンターバック以外はほぼ順当な結果よ。さて、これで今年のInter Countyシーズンも一区切り。来年まではクラブの話題が中心ね。

寧々
寧々

今週で各Countyの代表が出揃うと思ってたんだけどねー。よりによって一番進行が遅いKerryで再試合が出て次週に持ち越しとは。

理紗
理紗

これもまたフットボールよ。

寧々
寧々

だねー。