火曜日の仕事帰りだというのに8割方席は埋まってました。
極力ネタバレを避けた形で感想をと考えたものの、ただただ後半泣いてたとしか言いようが無い。この作品らしい人と人の繋がりの大切さに溢れた脚本は本当に素晴らしかった。勿論作画も劇伴も圧倒的な仕上がりで最高の一言。そして寿美菜子と悠木碧の演技がまた素晴らしかった。このキャスティングに関しては他に適任者が思い浮かばない。正直賛辞の言葉しか出てこないけど、それくらい良かったんだ。
あと思い返して一つ興味深かったのは、先述した2人のアプローチがある意味対照的に見えたこと。寿美菜子については田中あすか~七海燈子の流れに沿った彼女の持ち味をそのまま活かしたものだったと思うし、一方の悠木碧はむしろ「こういう使い方もあるんだな」と思わせるもの。この直球と変化球の組み合わせを生んだのは音響監督の鶴岡さんの手腕なんだろうな。ほんと上手いよこのお方は。