反則行為(2)Aggressive Foul

警告・強制交代・退場

審判は反則の程度に応じてカードを提示し処分を下す。カードの一覧は以下の通り。

  • イエローカード(警告):警告処分。2回目の警告で退場となる。
  • ブラックカード(強制交代):強制的に処分対象選手は交代となる。なお、来年のAllianz Legaueでは10分間の一次退場(シンビン)として扱われる。
  • レッドカード(退場):退場処分。イエロー2枚、またはイエロー+ブラックでも同様にレッドカードが提示され退場処分となる。

反則行為

 反則行為は以下の6つのカテゴリーに分類される。(後のカテゴリーほど罰則は重くなる。)

カテゴリー1

以下の行為は反則となり、フリーキックが与えられる。 また、当該選手にはイエローカードが与えられる。

  • 相手が手からボールを離して蹴ろうとする時に足を使って止める、または止めようとする。
  • 地面にあるボールを拾い上げる、又は蹴ろうとしている相手の腕や脚を足で打つことにより妨害する、または妨害しようとする。
  • その他ラフプレイに関与する。
  • 怪我やファウルを受けたふりをして有利な判定を得ようと試みる。
  • 手を使って相手に組み付く。
  • ボール保持者に対し、拳を使ってボールを奪おうとする。
  • 相手の前や後ろからチャージを仕掛ける。
  • 以下の選手に対してチャージを仕掛ける。
    1. ボールを保持していない選手
    2. ボールを蹴ろうとしている選手
    3. ボールに向かっていない選手
    4. 小さな四角いエリアにいるゴールキーパー
  • 他の味方選手が有利になるようにチャージを仕掛ける。
  • 相手選手を手で押す。
  • ボールを保持している選手が守備側の相手にチャージを仕掛ける。

カテゴリー2

以下の行為は反則となり、フリーキックが与えられる。 また、当該選手にはブラックカードが与えられる。

  • 故意に選手を引き倒す。
  • 故意に手足を用いて選手を転倒させる。
  • 審判団に抗議する。
  • 暴力的、挑発的な言動や振る舞いを選手(敵味方問わず)に対して見せる。

カテゴリー3

以下の行為は反則となり、フリーキックが与えられる。また、当該選手にはレッドカードが与えられる。

  • 相手選手を手や肘、膝等で打つ、または打とうとする。
  • 相手選手を蹴る、又は蹴ろうとする。(軽微なもの)
  • その他相手にとって危険となる行為を行う。
  • 相手選手につばを吐く。
  • 上記行為を味方選手に行った場合も同様とする。
  • 乱闘に加担する。
  • 審判団に暴力的な言動を行う。
  • 相手スタッフの作業を妨害する。

カテゴリー4

以下の行為は反則となり、フリーキックが与えられる。 また、当該選手にはレッドカードが与えられる。

  • 相手選手に頭突きする、または頭突きしようとする。
  • 相手選手を蹴る、又は蹴ろうとする。(怪我に繋がる重度なもの)
  • 相手選手を踏みつける。
  • 相手スタッフを暴行する。
  • 相手選手に対し差別的な発言を行う。
  • 上記行為を味方選手に行った場合も同様とする。

カテゴリー5

以下の行為は反則となり、フリーキックが与えられる。 また、当該選手にはレッドカードが与えられる。

  • 審判団の作業を妨害する。
  • 審判団に対し、暴力的、または脅迫するような言動を行う。

カテゴリー6

以下の行為は反則となり、フリーキックが与えられる。 また、当該選手にはレッドカードが与えられる。

  • 審判団を暴行する、または暴行しようとする。

その他

報復行為

ファウルを受けた選手が、フリーキックを行う前に報復行為としてAggressive Foulに該当する反則行為を行った場合は、フリーキックはキャンセルされスローインとなり、行為に即した罰則が与えられる。

同時の反則

両チームの選手が同時に反則を行った場合はスローインとなる。

アドバンテージ

反則を受けた側が優位な状況にある場合には、主審はプレーの継続を認めることが出来る。5秒間アドバンテージは継続し、その間に反則を受け手側の優位がなくなったと主審が判断した場合は、反則が発生した場所に戻ってフリーキックを与える。