基本事項
2019.09.11
フィールド
- フィールドは長さ130m~145m、幅80m~90m。
- エンドラインから13m、20m、45mの距離にエンドラインと平行なラインが引かれる。(○○mラインと呼ばれる)
- 両エンドラインの中間の位置に最低10mの長さのラインが引かれる。
- ラインの太さは90mm±13mm、ライン上はフィールドの一部として扱われる。
- 得点領域(後述)の前に、14m×4.5m、19m×13mの長方形のエリアが存在する。
- 20mラインの中央を中心に45mライン方向に半径13mの半円が描かれる。
- エンドライン中央から11mの場所にペナルティキック用の点が描かれる。
- サイドライン中央から外側に幅5mの交代選手用のエリアがある。
- エンドライン及び13m、20m、45mラインの両端にはフラッグが設置される。
一般的なゲーリックフットボールのフィールド
- フィールドサイズは85m×140mで作成しています。
- 実際にはハーリング用の65mラインも合わせて引いてある場合が殆どです。(そのためこの図では65mラインも描いています。)
得点エリア
- 得点の入る領域として、エンドライン中央に2本の長さ7m以上のゴールポスト(円柱形)が6m間隔で立っている。
- 2本のゴールポストの間、高さ2.5mのところにクロスバーを固定する。
- クロスバーのサイズは四角柱の場合は深さ140mm+10mm、幅50mm以上、円柱の場合は直径125mm+5mm。
- クロスバーの下にはゴールネットを設置する。
選手構成
- 選手は1チーム15人。
- 選手交代は6人まで可能。( 延長戦での交代は3人まで可能。 )
- 流血による一時的な交代も認められている。
試合時間
- 試合時間は前後半30分の合計60分。(ハーフタイムの休憩は10分)
- 大人世代のInter County Gameでは前後半35分の合計70分。 (ハーフタイムの休憩は15分)
- 前後半それぞれに遅れた分の時間はアディショナルタイムとして加算される。
引き分け時の取扱い
- 延長線が行われる場合は前後半10分の合計20分。
- 試合によっては延長線無しで即再試合となる場合もある。(All Ireland Championship決勝など)
- 試合によってはペナルティキック合戦が採用される場合もある。(Inter Countyの試合では2019年に採用された。)
用具
- 試合に使われるボールは重さは480~500g、大きさは円周68~70cmの球形。 (5号球と呼ばれる。女子は一回り小さい4号球。)
- キックアウト時にはティー(蹴りやすいようにボールを乗せる台)を使用しても良い。
審判
- 審判はレフェリー1人、アンパイア4人、ラインズマン2人で構成される。
- レフェリーはルールに則り試合全体をコントロールする役割を担う。
- アンパイアは2人ずつ両エンドのゴールポスト付近に配置され、得点が入ったかどうか、エンドラインをボールが越えたか、また最後に誰に触れて越えたか等を判断する。
- クロークパークとセンプルスタジアムでは、カメラにより得点が入っているかどうかを判断出来るホークアイシステムが存在しており、判定が難しい場合はこのシステムにより得点か否かを判断する場合がある。
- ラインズマンは両サイドラインに1人ずつ配置され、サイドラインをボールが越えたか、また最後に誰に触れて越えたか等を判断する。
- この他、Inter County Seniorの試合ではサイドラインオフィシャルが1人おり、選手交代やアディショナルタイムの管理を行う。